暗闇の中でイザナギの命、イザナミの命の2人の神様は、国づくりの相談をはじめる。
そして初めに光の神、天照大神を創り出す。
2人の神様は尚、たくさんの神々を生み、その神々は“まこと某こそ、なくてはなら
ぬ神でござる”とPRをする。
イザナギの命は、自分が生み出したワクムスヒの神(生産の神)が、仕事熱心にどん
どん物を作り出すのを見て、何か大切な物を忘れているのではないかと不安になり、3
人の神様に相談をもちかける。
一方、高天ヶ原で弟スサノオの命が訪ねて来るのを待っている光の神天照大神は、ス
サノオの命が、途中酒を飲んで暴れた上、巫子を1人殺したとの知らせを受ける。天照
大神はその知らせに怒り悲しみ、天の岩戸の中に隠れるので、世の中は真暗になってし
まう。
時代が変わって、ここは現代の都会、停電になった時、人々はどうするだろう。
エレベーターに閉じ込められた1組の男女、電車の乗客たち、大臣やギャングも登場
する。
そして神代時代にならって人々がダンスをはじめると、再び天照大神が岩戸より姿を
現わす。
世界が再び光を取り戻して明るくなるとき、大合唱のうちに幕降りる。
初演 1975年1月11日
|