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こうのとりが飛ぶとき


こうのとりが飛ぶとき

人間は進んできた道を、今、問い直す。
人と自然と共存というテーマを、
ファンタジックに描いた
21世紀のエコロジー・ミュージカル。
これは、コウノトリをシンボルに、
すべての生き物に捧げる地球讃歌です。


ミュージカルファンタジー こうのとりが飛ぶとき  作・作曲・演出 高 井 良 純
<あらすじ>

野生復帰を告げる記者会見が始まった。1971年の絶滅からの、並々ならぬ苦労を振り返り、感慨ひとしおの研究員たち。こうのとりがいよいよケージを出る前に、二度と過ちを繰り返さないため、絶滅に至った道筋をたどることにする。

場面はタイムスリップして、昭和の初めのとりのこの森へ。平和に暮らしているこうのとりたち。「人間はどうして空を飛べないの?」こうのとりの「マーちゃん」は、仲間の「博士」に疑問をぶつける。
鳥は鳥、魚は魚、人間は人間。それぞれが自然に生きることが大切と、博士は答える。
マーちゃんは、里に出て、輪回しの上手な少年、太郎と出会う。
しかし、農夫たちには、苗を踏むなと追いたてられてしまう。

時代は戦争に突入し、松やにを油にするため、人間は松の木を切り倒した。そして戦後、太郎も人が変わり、農薬のセールスで大もうけをしている。全てが人間本位に進められていくなかで、ビニールを食べた「トット」が死んでしまう。次第に羽が動かなくなり、体がだるく、目も見えなくなるこうのとりたち。次々と仲間は死んでゆき、最後に残った1羽もついに倒れ、日本のこうのとりは絶滅してしまった。
人間の冒した絶滅の歴史をたどり終えたケージのこうのとり達に、研究員や記者たちも加わり、レクイエム(鎮魂歌)が捧げられる。

場面は再び野生復帰の記者発表に戻るが、マーちゃんが行方不明に...。
マーちゃんは一羽、外の世界に飛び出して、いろいろな困難に遭うが、勇気を出して青い空へ翼を広げようと、決心して歌う。

研究員たちは、いなくなったマーちゃんの帰りを心配顔で待っている。ケージのこうのとりたちは、いつここから飛びたてるかと、思いを訴える。

やがてマーちゃんがお腹をすかせて帰ってくる。他のこうのとりたちは、ケージの外は安全だと、心躍る気持ちを歌い上げ、喜び合う。 

いよいよケージを開けるという日の前夜、研究員たちはこうのとりたちと別れる寂しさで感傷的になっている。そこへ、こうのとりが現れて、プレゼントをそっと置いていくのだった。

歓喜にあふれるこうのとりたちが、今、大空へ飛び立っていく。翼を広げ、人々の祈りを乗せて。

初演 2001年2月24日


<フォトギャラリー>


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<ミュージックCD サウンドトラック>

こうのとりが飛ぶとき
2枚組ミュージカル こうのとりが飛ぶとき MUSIC CD MUSIC CD

曲目リスト

ディスク:1
1. 野生復帰、新聞記者発表、タイムスリップ
2. とりのこの森、人間はどうして空を飛べないの、この自然いつまでも
3. 輪回し、太郎とマーちゃんそして戦争、BouBouBou田んぼをあらすな
4. 森を壊す、新聞の歌 考えよう、戦争にやぶれて
5. 進駐軍
6. トットの死
7. 心の言葉
8. 虹の下で
9. こうのとり絶滅、どうしたの私達の森、命は只の物になった、私の涙星に変えて

ディスク:2
1. レクイエム
2. 記者会見の続き
3. ケージを飛び出したマーちゃん、変な歌
4. ケージには帰らない、太郎との再会、こうのとりが飛ぶとき
5. 困った事だ
6. ケージの中で、高圧線、静かに考える時さ、はっきり云って怖いの、
こっから出たら何があるの 博士のダンス、云いたい事いったさ
7. 帰ってきたマーちゃん、こうのとりが飛ぶとき
8. 野生復帰の前日
9. こうのとりが飛ぶとき、さあ!飛ぶぞ、こうのとりが飛ぶときフィナーレ
 試聴

作・作曲・演出:髙井良純(たかいよしずみ)
プロフィール: 作・作曲・演出家 日本ミュージカル研究会・劇団JMA主宰、但馬ミュージカル研究会芸術監督、市民ミュージカル劇団『希望』代表・芸術監督、宝塚歌劇団作曲家 -1992、大阪文化祭賞・大阪府民劇場作品賞・大阪府文化功労知事表彰等受賞、1952年[オペラ竹取物語]を作曲、1955年指揮者・朝比奈隆氏に推薦され宝塚歌劇団作曲家へ、演出家・白井鐵造氏とコンビを組む。1969年日本ミュージカル研究会・劇団JMAを創立、70余のオリジナルミュージカルを 製作上演、現在に至る。

アーティスト:高井さや花、川口竜也、寺西恵美、秋田高志、千葉みつ子、
田中和葉、江村奈保、義光綾子、 高橋雄二、高島陽一郎、
日本ミュージカル研究会・劇団JMA、但馬ミュージカル研究会 キャスト


<こうのとりが飛ぶとき・公演記録>

2001年

[2月24-25日] 豊岡市民文化会館大ホール

[9月28日] 福井県フェニックスプラザ

[10月9-10-11日] 大阪メルパルクホール

[10月12日] 兵庫県温泉町夢ホール

[10月15日] 兵庫県八鹿町文化会館

2005年

[8月21日] 兵庫県生野町マインホール

[9月24日] 豊市民文化会館大ホール ~放鳥記念~

2016年

[6月12日] 豊市市民プラザ ほっとステージ


池田 啓 こうのとりの郷公園研究部長

池田 啓

コウノトリは羽を広げると2メートルにもなる、大型の、白と黒のコントラストが美しい鳥です。しかし、この大きな羽を広げ、空を舞う姿をことは出来ません。今から40年前、野生のコウノトリは但馬地方からいなくなったのです。

豊岡では、再びコウノトリを野生に戻す努力が行われています。しかし、それにはたいへんな努力が必要です。コウノトリを育て増やすことはもちろんですが、かつてコウノトリが住んでいた湿地や水辺も再生しなくてはなりません。

そればかりではありません。コウノトリが野生に帰る場所は、私たち人間も生活しているのです。放たれたコウノトリが稲を踏み荒らすかもしれません。

でも、コウノトリが住める環境を作り出せば、トンボやホタルやメダカ、その他のたくさんの生き物たちが住めるのです。そして、そんな小さな生き物たちが住める環境とは、私たち人間も健康に暮らせるのです。

このミュージカルは、コウノトリがなぜ絶滅してしまったのかを振り返りながら、コウノトリを大空へ飛ばしたいという皆んなの夢を描いています。

人と生き物たちが距離を置かず、すぐそばで一緒に住んでいける、とても楽しく、ワクワクすることだと思いませんか?

<2001年公演プログラムより>